1年生成人看護学・老年看護学事例対面授業を行いました



7月4日、11日、13日の3日間で、看護過程の学習につながる事例の授業をしました。
上記の3日間で60名から80名の学生が出席しました。
講義内容は、看護過程の考え方や書き方、テキスト学習の方法、分析のポイントなどを中心に講義しました。成人看護学では、健康段階において、急性期の経過と手術を受けることで起こる生体反応とはなにか、また手術後の合併症とはどのようなものがあるのか、あるいは成人期の身体的特徴や精神的特徴、社会的特徴を踏まえた分析の方法を伝えました。次に、老年看護学では、高齢者の生活志向を考える事例分析について講義しました。高齢者は疾患の経過が長く、複数の疾患を併せ持つという特徴から看護計画の目標設定や具体的な看護とはどう考えるかなど参加学生からの質問も大変多く、参加型の講義をすることができたと思います。今回、強調したことは、看護診断とはなにか、また看護問題につながる関連因子はなにかなど准看護師として勤務している中で、なぜ、どうしてという疑問を基礎知識と結びつけて学び看護実践の意味を考えることができるということです。学生からの講義終了後の反応は、書き方や学び方がわかった、テキストの調べ方やまとめ方がはっきりしたなど学習に前向きな感想を得ることができました。学生の皆さん、頑張って事例に取り組んでいきましょう。
瀧川 亜希子